当院の治療法についてご紹介いたします。
東洋の伝統的な鍼灸治療や、ドイツで確立されたリンパドレナージなど、様々な治療法で患者さまの健康をサポートさせていただきます。

はりきゅう治療

肩こり・腰痛・内科疾患

漢方治療と並ぶ、東洋医学の二大要素である、はりきゅう治療は、肩こり・腰痛などの整形外科疾患はもちろん、内科疾患に対しても有効です。 経穴(ツボ)を使い体調の偏りを調整して、本来誰もが持っている自己治癒能力を最大限に活用し、改善の方向に導きます。 現在、欧米を中心に世界中で、基礎研究および臨床研究が行われています。 近年はRCTによる臨床試験の報告が増加し、Lancet, Ann Int Med, JAMAなどいわゆる一流誌にも掲載されるようになってきました。

はりきゅう治療

適応疾患

保険治療

上顆炎(テニス肘)、頚部筋筋膜症、肩関節周囲炎、慢性関節リウマチ、捻挫と打撲、変形性膝関節症 など

消化器・呼吸器系疾患

下痢・便秘、過敏性腸症候群、急性扁桃炎、咽頭炎、喉頭炎、慢性副鼻腔炎、気管支喘息 など

疼痛疾患

頭痛、片頭痛、緊張型頭痛、坐骨神経痛、扁桃腺摘出術後疼痛、抜歯疼痛、ヘルペス後神経痛、三叉神経痛 など

循環器系疾患

狭心症を伴う虚血性心疾患、高血圧症、低血圧症、不整脈 など

泌尿・産婦人科系疾患

月経困難症、分娩誘導、月経異常、女性不妊、男性不妊、インポテンツ、遺尿症、尿失禁 など

その他の疾患

近視、肥満、メニエール症候群、片麻痺、うつ病、薬物中毒、アルコール中毒 など

・明確な科学的根拠がある疾患

NIH(米国国立衛生研究所)の鍼治療に関する合意形成声明書 1997年
手術後および化学療法による吐き気、嘔吐、悪阻(つわり)、歯科の術後痛

・科学的データは少ないながらも有効である可能性がある疾患

NIH(米国国立衛生研究所)の鍼治療に関する合意形成声明書 1997年
痛みに関連した状態、薬物中毒、脳卒中後リハビリテーション、頭痛、月経痛、テニス肘、線維性筋痛(一般的筋肉痛)、腰痛、手根管症候群、喘息

特殊な治療法

脳血管障害治療(醒脳開竅法)紹介

醒脳開竅法(せいのうかいきょうほう)とは、1972年から中国・天津中医薬大学第一附属病院の石学敏先生を中心として開発提起されたもので、中国では最も有名かつ有効な治療法です。アメリカでも実際の症例がドキュメンタリー映画化され、話題になりました。

当院では、日本での醒脳開竅法を伝授することを許された施設である、牧田総合病院附属施設「牧田中医クリニック」で研修を受けた鍼灸師が治療にあたります。

脳卒中の後遺症である、片麻痺、言語障害、嚥下困難、視覚障害、情緒障害や顔面麻痺、便秘、尿失禁、褥瘡(床ずれ)などに効果が望めます。高い技術が必要な療法であるため、日本でも限られた医院でしか行われていない治療法です。

脳血管障害治療(醒脳開竅法)紹介

患者さま Iさん 40代男性
内反尖足の治療例 脊髄小脳変性症

醒脳開竅法(せいのうかいきょうほう)は、でるだけ早期の治療が効果的です。脳卒中の後遺症でお悩みのみなさま、歩行が困難であるため通院が難しい方は往診も対応いたします。お気軽にお問い合わせ下さい!

認知症治療(三焦鍼法)紹介

三焦鍼法(さんしょうしんぽう)とは、平成26年度に文部科学省の委託事業として認定された、「成長分野等における中核的専門人材養成等の戦略的推進事業」で取り入れている認知症の鍼の治療法です。当院ではこの事業を運営している老人研究会で認定を受けた鍼灸師(認知症Gold-QPD専門鍼灸師)が治療にあたります。


認知症とは、脳や身体の何らかの疾患によって、記憶力や判断力に障害が起こり、いったん正常に発達した知能が低下して、自立した生活を送ることが困難になる状態のことです。現在、病院では投薬治療などが一般的に行われます。 近年では研究の結果、鍼灸治療が脳の活性化に働きかけることがわかってきました。認知症の初期症状としてもっとも多いのが「もの忘れ」ですが、この記憶を司る「海馬(かいば)」という部分の細胞の再生に鍼が作用することが、最近わかってきています。 三焦鍼法の効果は、認知機能低下の症状が軽い方が治療効果が高い傾向にあります。 すでに認知症と診断された方はもちろん、認知症予防にも出来るだけ早期の治療が効果的です。「認知症になるのか心配だ」という方、認知機能の低下で通院が難しい方は往診も対応いたします。お気軽に問い合わせ下さい!

耳鍼(みみばり)治療

当院では花粉症の症状緩和に耳鍼を用いて、治療効果をあげております。 耳鍼治療はダイエットや禁煙の治療にも効果が期待できます。患者様のお悩みに対し、お力になれればと考えております。お気軽に問い合わせ下さい!

刺さないはり治療SSP療法

当院でははり治療に抵抗がある方に対してもはり治療の効果を受けて頂けるように、刺さないはり治療であるSSP療法を行っております。SSP療法とは、「SSP電極を”ツボ”に置き、低周波通電を行うツボ表面刺激法」のことをいいます。”SSP”(=Silver Spike Point)と呼ばれる特殊な金属電極を用いた経皮的ツボ電気刺激(TEAS)です。電極の素材と形状に特徴があり、電流が電極先端部に集中し、鍼で皮膚を刺激したときと同じような刺激を加えることができます。皮膚表面の痛みを伴うことなく、心地よくやさしい刺激です。ご希望の場合は遠慮なくお申し付けください。

刺さないはり治療SSP療法

美容鍼灸

美容・美顔・リフトアップ

美容鍼灸とは

顔にあるさまざまなツボを刺激していくことで血行を良くし、肌の新陳代謝を良くしたり柔軟性を高めたりして美容目的で行う「美容」「美顔」「リフトアップ」に特化したはりきゅう治療です。

健康と美容は切っても切れない関係にあります。身体の不調は肌の不調に現れます。現代社会では、様々な理由からストレスを受けたり不規則な生活の中で心身のバランスを崩してしまうことが多々あります。はりきゅう治療をすることで、ストレスや冷えによる代謝不良を改善したり便秘がちな腸の活動を整えたりして心身のバランスを整えることで美容効果が現れてきます。このような健康管理を基本に、更に美容に特化した施術を行うことが重要です。

当院で使用する鍼は髪の毛ほどの極細の鍼ですので、ほとんど痛みはありません。また、ディスポーザブル(使い捨て)ですので衛生的です。当院では、女性の鍼灸師がひとりひとりの悩み解消のお手伝いをしながらご自身の持つ自然治癒力を引き出し、健康で楽しい生活が送れるようサポートさせていただきます。 美容鍼灸で体の内側から美しくなりましょう!

脳血管障害治療(醒脳開竅法)紹介

禁忌

  • 妊娠期間
  • カゼをひいている方
  • 出血性疾患をお持ちの方、出血やあざが出来やすい方
  • 心疾患、脳血管障害をお持ちの方で、抗血液凝固薬(ワーファリン、バイアスピリンなど)を服用中の片
  • ボトックス注射後、3~6ヶ月以内の方への注射した部位への施術は不可
  • リフトアップ術後、2ヶ月以内の方
  • レーザー治療後、3週間以内の方
  • ケミカルピーリング後、2週間以内の方

施術の流れ

01.カウンセリング・問診
02.東洋医学的評価(脈や舌・お腹の状態を拝見いたします)
03.フェイスパック(肌をやわらかくし鍼の刺入痛を軽くします)
04.美容鍼(身体とお顔に鍼をしていきます)
05.トリートメント(お肌の仕上げをします)
06.カウンセリング(施術後のお肌の状態を拝見し、今後のアドバイスをさせていただきます)

マッサージ・姿勢の調整・運動指導

ほぐす・身体のゆがみの改善

当院では硬くなったコリをマッサージでほぐすのみでなく、原因である悪い姿勢をストレッチや筋力トレーニングの指導により修正し、いわゆる身体のゆがみの改善も行っています。姿勢不良の原因となっている筋を緊張して短縮していた筋肉であればは治療で緩め、さらに施術者によるストレッチで対象の筋肉を伸ばします。 運動指導では、その方にあった筋力トレーニングやストレッチの方法を手書きのメニューを作成しお渡しいたします。 マッサージは一部健康保険が適応になります。

マッサージ・姿勢の調整・運動指導

医療リンパドレナージ

手足などのむくみの改善

エステなどで一般に行われているリンパドレナージやオイルセラピーなどとは違い、ドイツで開発されたマッサージ及び圧迫療法・運動療法を組み合わせてリンパ浮腫を改善する複合的理学療法。特にがんによるリンパ節摘出から発生する手足などのむくみに対する施術が主ですが、静脈瘤などによる足のむくみにも有効です。当院では、日本医療リンパドレナージ協会(MLAJ)認定のセラピストが対応いたします。

医療リンパドレナージ

タクティールケア

認知症ケア

スウェーデンで生まれたマッサージ。認知症のケア(攻撃性・自虐性の減少)に効果があります。安静ホルモンと呼ばれるオキシトシンの分泌を促します。当院では日本スウェーデン福祉研究所(JSCI)の認定セラピストが対応いたします。

マタクティールケア

漢方相談

体の中から治す

東洋医学は、漢方と鍼灸の両輪で成り立っております。漢方は生薬の効能を身体の中へ取り込み体の中から治す内治法として、鍼灸は身体の外から体表を刺激して気を調整する外治法として、身体の内と外から同じ理論に基づいて治療を行うことで更なる治療効果を発揮出来ます。日本の制度上、提供場所が病院と治療院で別々になっていますが、本来は両面から治療するべき医学なのです。例えば漢方治療は胃腸から有効成分を吸収しますので、胃腸の調子が悪い場合はうまく有効成分を身体に取り込めません。そこで、鍼灸治療で胃腸の調子を整えてから漢方治療を開始するなどの工夫が必要です。

当院では、岐阜大学附属病院の東洋医学講座で得た漢方知識のある鍼灸師が、東洋医学的な問診から舌の状態や脈の状態・お腹の状態・つぼの状態などの四診(望診・聞診・問診・切診)を行い患者様の状態を東洋医学的に分析します。その上で鍼灸治療を行い、漢方が必要と判断して患者様のご希望があった場合にご提案させていただいております。関連施設病院とのカンファレンス(話し合い)を行い、関連施設病院から漢方の処方も可能です。

漢方相談
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